【京都市左京区】芳醇なバナナの風味とナッツの香ばしさに驚き!下鴨[Pâtisserie AVECAMOUR]の「下鴨バナナ」を京みやげの新候補に
「下鴨」の名を冠した、愛らしいバナナ型のスペシャリテ|a soubenir of kyoto No.129

下鴨の葵橋東詰すぐ、下鴨本通に面して佇むパティスリー。大阪や京都の有名ホテルで経験を積み、数々のコンテストでの受賞歴をもつ、高木繁シェフが手掛けるフランス菓子を中心に揃える。
店へ入ると、正面のショーケースにはショートケーキやモンブランなどが並び、入口すぐのテーブルには種類豊富な焼菓子がずらり。なかでも目を引くのが、愛らしいバナナの形の「下鴨バナナ」。
懐かしの菓子「バナナカステラ」をヒントに、「幅広い世代に愛されるものを」との思いから誕生したオリジナルの焼菓子。店のある「下鴨」の地名を冠したスペシャリテのひとつ。
バナナとナッツが豊かに香る、噛むほどに味わい深い焼菓子

ひと口食べると、芳醇なバナナの香りがわっと広がる。バナナらしいふっくら感を表現するため、生のバナナの果肉を加えているそうで、そのみずみずしい風味に思わず驚く。ヘーゼルナッツパウダーとアーモンドプードルを加えた生地は、さっくりと歯切れよく、濃厚なナッツの香ばしさも印象的。噛むほどに味わい深い。
使うのは、厳選した国産小麦やキビ糖、卵。そして水にもこだわる。余計なものは加えず、できるだけシンプルに。その分、ひとつひとつの工程に手間を惜しまず、素材の味を最大限に引き出す。ほかでは出会えない丁寧なおいしさを、じっくりと噛みしめたい。

高木シェフがお菓子作りで大切にするのは、「焼き」と「鮮度」。焼菓子はしっかりと火を入れ、こんがりと濃く焼き込むことで香ばしく。それでいて中はしっとりとした口当たりに仕上げる。仕込みは手早く、「下鴨バナナ」に使うヘーゼルナッツパウダーも、生地を仕込むその場で挽く。焼き上がった菓子はブラストチラーで素早く冷やし、できたてのおいしさを保っている。
「人格のあるお菓子」をテーマに、ひとつひとつのお菓子と向き合うシェフ。奇をてらわず、あくまでシンプルに。その中に個性をはっきりと表現。素材の持ち味を生かしながら、シェフならではの味へと仕立てていく。「すべてのお菓子が主役」と話すシェフ。その言葉から、自らが生み出すお菓子への確かな自信と深い愛が伝わってくる。
店名の「AVECAMOUR(アヴェカムール)」とは、フランス語で「愛をこめて」という意味。その名の通り、店に並ぶひとつひとつのお菓子に愛を注ぎ、店を訪れる人にも心を尽くす。シェフの人柄がにじむ気さくなやりとりも、この店の魅力のひとつ。
シェフの思いをのせた「下鴨バナナ」。そのキャッチーな名前と愛らしさの奥には、素材選びから、焼きや鮮度にまで妥協のない、誠実なお菓子作りがある。親しみやすさの中に、「はっ」とするような驚きのある味わい。京都みやげの新しい候補として、覚えておきたい逸品。
写真/三村博史
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PÂTISSERIE AVECAMOUR
パティスリー アヴェカムール
当ページに掲載されている店舗情報は、2026年10月03日時点のものです。営業情報やメニュー等が異なる場合がありますので、事前に確認の上ご利用ください。
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