【長岡京市】シャキッと野菜に、チキンとハムのたっぷりボリューム。長岡京市今里[コロラドコーヒーショップ・マサヒロ店]のクラブハウスサンド
長岡京市で45年。変わらぬ看板を掲げる純喫茶

長岡京市の北側、外環状線沿いに佇む懐かしい雰囲気の純喫茶。この場所で町に愛され、今年45周年を迎える。北白川に本店を構えていた「ワールドコーヒー」が展開する喫茶店「コロラドコーヒー」の個人経営店としてオープンし、今もその看板を守り続けている。

大学進学を機に憧れの京都へやってきたというマスター。もともとコーヒーが好きで「コロラドコーヒーショップ」の開店を目指し、「ワールドコーヒー」で1年間の修業を積んだ。さらに京都の喫茶店を巡って研究を重ね、1981年に念願の店をオープン。以来、店のために調理師免許を取得した奥様とともに、二人三脚で歩んできた。
フードはランチタイムに登場するカレーとオムライスのほか、いつでも楽しめるトーストやサンドイッチ、ホットサンドを用意。「ワールドコーヒー」から受け継いだレシピで作る「クラブハウスサンド」は、サンドイッチの中でも一番のボリュームを誇る。
野菜と肉の旨み重なるクラブハウスサンド

クラブハウスサンドは、レタス、トマト、キュウリ、ハーブチキン、ハムを美しく重ねたボリュームたっぷりのサンドイッチ。すきっと整った断面からは、丁寧な手仕事が伝わってくる。
シャキッとして瑞々しい野菜に、チキンとハムの旨みが重なり、マヨネーズが全体をまろやかにまとめる。軽くトーストした食パンは小麦の味がしっかりと感じられ、具材とのバランスも見事。それぞれの味わいを引き立て合う。
これまでさまざまなパンを試してきたが、3年前からは長岡京市にある「ブーランジュリー・ルビュール」の食パンを使用するように。同じく1981年創業の、地元で長く愛されるパン店。ここのパンに変えてから、サンドイッチの注文が増えたそう。
長岡京市で長く愛されてきた味同士が出会った、この店ならではのクラブハウスサンド。ぜひ味わってほしい逸品。
サンドイッチと楽しみたいサイフォンコーヒー

サンドイッチに合わせるなら、まずはこの一杯を。「ゴールデンコロラドブレンドコーヒー」は、コロラドコーヒーショップで昔から愛される味。まろやかな風味とコクの中に、華やかな香りが広がる。
抽出は昭和の喫茶店で定番のサイフォン式。創業当時から使い続けるサイフォンで、マスターが丁寧に淹れてくれる。コロラドマークのカップで供されるレトロな佇まいも魅力のひとつ。
コーヒーはほかに、ブラジルとモカ、さらにアメリカンコーヒーを用意。シナモンコーヒーやウインナコーヒー、カプチーノ、カフェメランジェなどのコーヒードリンクも揃う。レモンスカッシュ、ミックスジュース、ヨーグルトシェイクといった喫茶店らしいビバレッジも豊富で、その日の気分や訪れる時間に合わせて楽しめる。
居心地のいい、落ち着いた喫茶空間


全盛期には100店舗以上あったというコロラドコーヒーショップ。その統一された店舗デザインを大切に保った店内は、経年の風合いが趣深い。
深みを増した木の艶と落ち着いた灯り、そして清潔感のある空間。席に着けば、ふっと肩の力が抜け、ずっとここにいたくなる。外光がたっぷり入るサンルーム席もあり、ひとりで本を開くにも、誰かとゆっくり話すにも心地いい。
そんな居心地のよさを支える椅子に取り付けられた座布団やスツールカバーは、奥様のお手製。「コロナ禍で時間ができたときに、一気に作ったんです」と、ころころと笑う顔を見ると、さらに心がほどけていくよう。

カウンターに座って、夫妻との会話を楽しむのもいい。あ・うんの呼吸で作業する二人を眺めつつ、この店の歴史やコーヒーのこと、町の話をしながらコーヒーをすする。常連客も多いが、気さくなお二人のおかげで、一見客も入りやすいのがうれしい。
大切に使い続ける道具が、店を見守り続ける


店内を見渡せば、夫妻がモノを大切に扱ってきた証があちらこちらに。最近まで現役だったという木製の公衆電話。「壊れたら直せないから、ホットサンドができなくなるんです」と笑いながらも、丁寧に使う清潔なホットサンドメーカー。コーヒー缶やシュガーポットも、手入れされながら、当たり前に店の一部としてそこに在る。それらは、過去から未来へ、大切な想いを繋ぐ道標のよう。
45年の先へ。夫妻が紡ぐ物語の未来は明るい

マスターの名前を冠した店は、夫妻とともに時を経て45年。少しずつメニューを変えながらも、変わらぬ佇まいでずっとここに在り続けてきた。願わくは、これからもここにずっと在ってほしい。それは、きっとここを愛する人たちの共通の想い。
6年ほど前から、息子さんに勧められ奥様がインスタグラムを開始。それ以来新しい客層が訪れ、さらに縁が広がったことで、店を舞台としたミニコンサートを開催するように。今後は年2回の開催を目指すという。ますます精力的なお二人とともに、店は未来へ向けて新しい時間を重ねていく。

マスターの淹れるコーヒーと奥様が丁寧に仕上げるサンドイッチを食べに、そしてお二人の笑顔に会いに、長岡京市の小さな喫茶店を、ぜひ訪れてほしい。
写真/三村博史 MANABU
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コロラドコーヒーショップ・マサヒロ店
当ページに掲載されている店舗情報は、2026年06月11日時点のものです。営業情報やメニュー等が異なる場合がありますので、事前に確認の上ご利用ください。
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