【展覧会】『浮世絵スーパークリエイター 歌川国芳展』
“奇想の絵師”歌川国芳は、マルチな才能を発揮したスーパークリエイター

江戸時代後期に活躍した浮世絵師・歌川国芳。『武者絵の国芳』『大のネコ好き』『風刺・ユーモアたっぷり』など、“奇想の絵師”として知られていますが、美人画を描かせれば粋で元気な魅力あふれる女性を、役者絵を描かせれば特徴を捉えた人気役者を、風景画を描かせれば西洋絵画の表現を取り入れた斬新なタッチの景色を、etc…と、マルチな才能を発揮しています。自身と同じ江戸っ子たちを喜ばせるためエンターテインメントに徹し、どのジャンルを描いても一級品を生み出す様は、まさに浮世絵界のスーパークリエイター!
本展では、「相馬の古内裏」「みかけハこハゐがとんだいゝ人だ」「其まゝ地口猫飼好五十三疋」などの超有名作品はもちろん、その類い稀なる才能が遺憾なく発揮された作品群、約200点を6つのジャンルに分け、国芳の多彩な活躍ぶりを分かりやすくご紹介します。
映画や芝居を見るように楽しめる、6幕で構成

「KUNIYOSHI’s アクション!」題した第1幕。文政10年頃に発表した「通俗水滸伝豪傑百八人之一個(一人)」、その後の「本朝水滸伝豪傑八百人一個」などの連作によって圧倒的な人気を得て、武者絵は国芳の最初にして最大級のヒットジャンルになりました。本展では「宮本武蔵と巨鯨」や「讃岐院眷属をして為朝をすくふ図」など3枚続きの『続絵(つづきえ)』も多数展示。画面いっぱいに広がる映画のような迫力をお楽しみください。

第2幕は「KUNIYOSHI’s モンスター!」。武者絵にも敵役として度々登場しますが、国芳は奇想天外な怪物や妖怪が大好きです。西洋の解剖図を参考にしたと思われる骸骨など、卓越した描写力が根底にあることにも注目です。また、当時の幕府の政策を批判したとされる「源頼光公舘土蜘作妖怪図」のように、現世の窮屈さをモンスターに託して打ち破ろうとする、江戸っ子・国芳の気概を感じることもできます。

第3幕は「KUNIYOSHI’s ビューティー」。国芳の特徴のひとつが『オールラウンダー』であること。武者絵にとどまらず、役者絵や風景画もそつなくこなします。国芳の美人画には動作が大きく、健康的かつ爽やかな色気が特徴的な町娘が多く描かれています。染物屋生まれだけに着物の柄にもこだわりを感じます。
さらに、第4幕「KUNIYOSHI’s ハンサム!」では、国芳が描いた役者の表情や特徴を見事に捉えた作品を、第5幕「KUNIYOSHI’s ヴィジョン!」では、国芳が独自に西洋画を学んだ成果を存分に発揮して描いたリアルな江戸の風景を、第6幕「KUNIYOSHI’s アイデア!」では、国芳の真骨頂ともいえる戯画を展示します。
『浮世絵スーパークリエイター 歌川国芳展』
/開催期間/
2026年7月18日(土)~9月23日(水・祝)
/休館日/
月曜日
※ただし7月20日(月・祝)、9月21日(月・祝)は開館
/開館時間/
10:00~18:00(入場は17:30まで)
/会場/
京都市京セラ美術館 本館 北回廊1階
/入場料金/
一般 1,900円/高大生 1,400円/小中生700円
/INFOMATION/
当ページに掲載されている店舗情報は、2026年06月30日時点のものです。営業情報やメニュー等が異なる場合がありますので、事前に確認の上ご利用ください。
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