【京都市左京区】さっくり、ふんわり、香りの余韻。やさしい甘さに、クランベリーが重なる。コーヒーと味わいたい焼菓子、下鴨[Solo]の「フッシェル」
オーストリアの湖から名付けた、ここだけのおやつ|KYOTO OYATSU CLUB 第127回

下鴨本通から白川疏水通を西へ入ってすぐにある「Solo」は、ヨーロッパを思わせる白い外観が可愛らしい、焼菓子とパンの店。趣あるヴィンテージテーブルの上には、ケーキやパンが種類ごとに皿へ盛られ、にぎやかに並ぶ。
店に立つのは、コック帽姿も凛々しい金丸シェフ。すべての商品を一人で手作りし、その日の朝に焼き上げたものだけを店頭に並べている。リーガロイヤルホテル京都で料理長まで勤め、菓子づくりの道を歩んで50年以上。自身が愛するウィーンの伝統菓子を中心に、ホテル時代から積み上げてきたレシピをもとにしたオリジナルの焼菓子やパンを、ひとつひとつ丁寧に仕上げている。
オリジナル菓子のひとつである「フッシェル」は、抜群の透明度と美しさを持つオーストリアの湖から名付けた焼菓子。飽きのこない素朴な味わいで、毎日でも食べたいコーヒーや紅茶によくあうおやつ。
さっくり、ふんわり。香りよく、リッチな味わい

店に並ぶ焼菓子やパンは、上質な素材を厳選し、シンプルな配合でそれぞれの持ち味を引き出したものばかり。「フッシェル」も、小麦粉、牛乳、卵、バター、砂糖などシンプルな材料を、惜しみなく使って焼き上げている。
形はスコーンに似ているが、食感も味わいもまったく異なる。表面はこんがりきつね色に焼けてサックリ。中はほどよく目の詰まった生地で、しっとりふわっとした食感を楽しめる。

さっくり割れば、卵の香りがふんわりと。たっぷり入ったクランベリーが、生地のやさしい甘さにきゅっと甘酸っぱいアクセントに。食べる前に軽くリベイクすれば、表面のさっくり感と、中のふんわりとした食感がいっそう際立つ。食べたあとも上品な香りが余韻となって、ついもうひとつと手がのびる。
手のひらサイズで、気軽に買える価格もうれしい。皿やかごにいくつか盛り、生クリームを添えたコーヒーを用意して、ウィーン風のカフェタイムを楽しむのも素敵。
店ではほかに、オレンジケーキやカイザークグロフなど、さまざまな焼菓子が並び、月ごとに限定商品も登場。天然酵母を使うパンも多く、香りがよく、小麦の風味をしっかりと感じられるリッチな味わい。華美さはないけれど、ひとつひとつに感じられる丁寧な手仕事と、素材の確かな味で、おやつ時間を豊かにしてくれるものばかり。新作のアイディアは、まだまだ尽きないというシェフ。これから店頭に並ぶ、新しいパンや焼菓子にも期待がふくらむ。
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当ページに掲載されている店舗情報は、2026年08月01日時点のものです。営業情報やメニュー等が異なる場合がありますので、事前に確認の上ご利用ください。
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