【京都市上京区】コロンと愛らしく、味わい深い。河原町丸太町[Un petit peu??]の「有機にんじんのキャロットケーキ」

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ふんわり、しっとり。スパイスがほんのり香るキャロットケーキ|KYOTO OYATSU CLUB 第130回

コロンとしたフォルムがかわいい、定番の「有機にんじんのキャロットケーキ(530円)」

河原町丸太町の交差点から東へ、2筋目を南へ少し行った先にある小さな焼菓子店。間口が広く、奥行きの浅い店の引き戸を開けると、スコーンや季節のクランブルタルトなど、カウンターにずらりと並ぶ焼菓子が目に飛び込んでくる。ラインナップは日替わりだが、いつでも出会える定番のひとつが「有機にんじんのキャロットケーキ」。

カップケーキ型の小ぶりなサイズが特徴。ふっくらと膨らんだ生地の頂点に、クリームがぽってりとのった姿も愛らしい。

スパイスの風味は控えめ。子どもにもファンがいるという

卵をたっぷり使った生地はふんわり。どっさりと混ぜ込んだ千切りにんじんのみずみずしさも加わり、しっとりした口当たりに。ナツメグ、シナモン、クローブ、コリアンダー、ジンジャーの5種類のスパイスの風味が幾重にも重なり、味わいに深みを添える。香りはあくまで控えめにふんわりと。生地の中に潜むナッツがふいに現れ、そのカリッとした歯ごたえも楽しい。

クリームチーズをベースにしたクリームは、チーズの風味がしっかり。ほんのりとした塩味が、生地の滋味深い甘さを引き立てている。満足感がありながら、また食べたくなるおいしさ。

店内には小さなテーブルとイスが用意されていて、コーヒーやワインとともにイートインもできる。

小さなお菓子に込めた、あたたかな思い

手にすると小ぶりなサイズがよくわかる。ほかのお菓子もあれこれ選びたくなる

「日常にふと疲れたとき、この店のお菓子で幸せを感じてもらえたら」と話すのは、店主の溝川さん。小さな頃からお菓子作りが好きで、専門学校卒業後は「ローズベーカリー銀座」や「ピエールエルメ」などで経験を積み、ケータリング業を経て、2023年11月、この店をオープンした。

これまで作り、食べてきたお菓子を自分なりにアレンジし、ジャンルを問わず店に並べる。その日、その時にどんなお菓子と出会えるのか、そんなわくわく感も魅力。

「子どもが小銭を握りしめてやって来るような、街に根ざした店にしたい」――訪れる人と穏やかに言葉を交わしながら、一人で店を切り盛りする溝川さん。ひとつひとつ心を込めて作るお菓子は、どれも小ぶりで、家庭で作るようなあたたかさがある。

店名の「Un petit peu??」は、“ちょっとだけ”という意味。3時のおやつに、食後のデザートに、小さなお菓子をちょっとつまむ。そんなささやかな楽しみが、誰かの小さな幸せにつながり、いつかあたたかな記憶に残るように。店主の願いが込められた、街の小さな焼菓子店で見つけたおやつ。

写真/三村博史

/INFOMATION/

Un petit peu??

アンプティプ??

/住所/京都市上京区駒之町552-1
/営業時間/11:00-17:30
/定休日/不定休
※営業カレンダーはGoogle mapとInstagramにてお知らせ
  • Instagram
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当ページに掲載されている店舗情報は、2026年10月30日時点のものです。営業情報やメニュー等が異なる場合がありますので、事前に確認の上ご利用ください。

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