inクリーム——たっぷりクリームがおいしいスイーツ
とろ~り・ぷっくり・ぽってり。クリームがたっぷり詰まったお菓子 is 幸せ!そんな「in クリーム」なスイーツを集めました
賞味期限30分!? 十勝の放牧乳のおいしさが詰まった吉祥院[小さなお菓子屋さん Doucement]の「究極のシュークリーム」

南区・吉祥院のパティスリー。看板商品は、「究極のシュークリーム」。
購入のタイミングでクリームを詰めるからこそのおいしさに、一度食べれば虜になる逸品。ザクザク&サクサクの軽~い食感の皮と、とろ~り、もっちりクリームのコントラストが最も活きるのは、詰めてからわずか30分ほど。できるだけ、買ってすぐに食べるのがおすすめ。
このおいしさが誕生したのは、北海道・十勝足寄町での出合いがあったから。オーナーパティシエの中塚隆雄さんは、かつて牧場があったこの場所で生まれ育ち、足寄町での放牧酪農に惹かれて移住経験を持つ。
放牧乳を使ったカスタードは、コク深いのに後味さっぱり。特に秋冬の時期は、牛たちが食べた青草の匂いがわずかに感じられるかも。シュー生地には、同じく放牧乳のホエイを加えている。水の代わりにホエイを使うと、ミルキー感のある香り高い皮に仕上がるのだそう。さらに、表面にアーモンドクリームをのせ、グラニュー糖を散らしてこんがり焼き上げることで、エアリーなのに足腰の強い唯一無二のシュー生地になる。
「究極のシュークリーム」のおいしさの根底には、生産者へのリスペクトが流れている。
ふわもち生地にカスタードをイン!一乗寺[86’s donut]で味わう、ハワイ生まれのマラサダ

一乗寺の東大路通沿いにある、ハワイでローカルスイーツとして親しまれるマラサダの店。
店で手作りする生地は、イーストを使って発酵させる現地のレシピをベースに、日本人にも食べやすいようアレンジ。甘さを控え、新鮮な油で揚げることで、油切れのよい軽い仕上がりに。時間がたっても油っぽくならず、ふっくらと空気を含んだ生地は、噛めばもっちり。しっとりした口当たりも心地よく、軽やかに食べられる。
「カスタード」は現地でも愛される王道のフィリング。こちらでは、すっきりとした甘さの特製カスタードクリームをたっぷりと詰めている。軽い生地とのバランスもよく、爽快感のあるあと口で、思わず「もう一つ」と次に手が伸びそうなおいしさ。
海外のベイクショップのように、メニューを直接書き込んだショーケースが現地気分を盛り上げる。マラサダは約9種類の定番と季節限定を用意。フィリングを入れない「プレーンシュガー」や「シナモンシュガー」のほか、「きなこあんバター」や「抹茶」など日本ならではのフィリングも並ぶ。
日常になじむ、カスタードをたっぷり包んだ素朴なクレープ。丸太町にある[point pour point]

京都府庁そばにあるパティスリー&ブーランジェリー。1989年のオープン以来、洋菓子を中心に作ってきたが、パン職人の二代目が店を担うようになり、パンも扱う現在のスタイルになった。
「クレープ」は、長年の人気スイーツ。一枚ずつフライパンで焼いた生地でカスタードクリームとダークチェリーを包み、ふっくらとした四角いフォルムに仕上げている。表面をクリームやフルーツで飾らず、ほんのり黄色い生地の気泡まで見える姿は素朴そのもの。手のひらにのせると、しっかりと重みがあり、「どんな味がするのだろう?」と、ますます興味をそそられる。
どこを食べても、ぽってりとした質感のカスタードが味わえる、しっとりクレープ。生地のほのかな甘い風味が、カスタードの甘さに奥行きを生み出し、シンプルながらも、ちゃんとおいしい。店主が「ダークチェリーは可愛げです」と話す通り、甘酸っぱいダークチェリーがアクセントになり、気づけば最後のひと口を迎えてしまう。ひとりのおやつにも、家族で囲むひとときにも、自然となじむ。口に運べば、やさしい甘みにほっとする。
「変わらず、おいしい」を届けるために、昔からの基本のレシピを大切にしつつ、生地の味や食感を少しずつブラッシュアップしている。ベストな作り方を日々追い求める姿勢が、35年以上愛される味を支えている。
※こちらの情報は2026年10月26日時点のものです。
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